GREEN
OCEAN
Green Oceanは、海の上下を利用した海上ファームで、上層では海水農業による高機能野菜栽培、下層では土壌改善や多品種の同時養殖を目指した研究開発を行います。
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Green Oceanの
3つの要素
Green Oceanは、軽量で環境負荷の低い建築素材と再生エネルギーを活用し、海上農業や複合養殖を実現します。都市沿岸地での設置を想定しており、都市近接の消費者に新鮮な野菜を共有できるサプライチェーンを生み出す事を目的としています。
グリーンオーシャンの特徴的な屋根の形は、雨水を効率的に取り込むためです。
雨水と海水を混ぜ合わせることでph調整と稀釈率調整を行い、海水農業の肥料となります。室内温度は、気温が安定している冷たい海水を利用し、ファーム内の空調として利用する循環的な建築です。
海水を栄養源として栽培する海水農業の実証実験は約1年半の期間を経て、カイワレ大根、トマト、レタスの栽培に成功してきました。地上の農作物では不足してしまう栄養素の補充や世界で拡大を続ける塩害地域への農業利用も目的に開発を続けています。
1. 世界中誰でも応用可能な低コストな栽培技術
2. 可能な限り海の栄養素で栽培し、海も汚さない持続可能な農業
3. 荒廃地でも生産を安定させ新たな森林伐採を防ぐ
4. 塩害で甚大な被害を受ける生産者と暮らしの食を守る
- 01アルカリ性の海水と酸性の雨水を混ぜ合わせ中和します
- 02品種に合わせて多様な種類の根を育成する事で、地中と空中の水分と養分が吸収出来る様になります
- 03結果、海水に含まれるミネラルと栄養素を活用できる機能性野菜になります
海水農業で作られたトマトは、GABA機能性表示基準の内で最も高い基準である「睡眠の質向上」に関して、100gあたりにおいて基準値を超えていることが確認できた。
Green Ocean海面下におけるR&Dとして、環境移送企業である株式会社イノカと共同で海中環境のヘドロを改善する研究と浜名湖では取れなくなってしまった品種の複合的な養殖に関してのR&Dを進めていきます。
三重県多気町に10,000平米の農業法人ポモナファームを運営する豊永翔平のアグリテックR&D会社。海水農業技術と作物種類開発を担当する。
https://pomonafarm.jp/イノカは「人と自然が共生する世界をつくる」ことをビジョンに掲げ、国内有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリスト(水棲生物の飼育者)と、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアがタッグを組み、2019年に創業したベンチャー企業です。「海の見える化」をミッションに掲げ、自然を愛し、好奇心に基づいて飼育研究を行う人々の力と、IoT・AI技術を組み合わせることで、任意の生態系を水槽内に再現する『環境移送技術』の研究開発を推進しています。2022年2月には世界初となるサンゴの人工産卵実験に成功しました。
https://corp.innoqua.jp/